走行距離が進むとトラブルは増える。
どんなに大事にメンテしても、モノには「寿命」がある。
現在、走行距離 １４４２６５ｋｍ
今回は、「オルタネータのプーリー」が逝った。
このプーリー、もうネット上では「ど定番」の不具合となりつつある。
状況は、昔の車なら、ただの「車輪」状態のものだったのに、最近は燃費向上の
ため、充電が必要無いときは、発電抵抗を極限するため、プーリーが「ワンウェイ」
構造となっており、それにより２～３馬力のロスが解消されている。らしい。
不具合の発生状況はこうだ・・
事の発端は、今年の１月９日の夜。
本ブログでも記載したが、白馬に旅に出た時のこと。
温泉に浸かった後、車でエンジンをかけたまま休んでいたら、
「きゅう、きゅうキュルキュル、きゅるるるるる・・・・・・・∞」
突然、異音が始まった。
しかし、しばらくすると、
「きゅるるるるるるる～ ・・しゅぽっ。」
と、突然回復。
なんだか気持ち悪いな～と思いながら、だましだまし運航した。
この異音、当初は１週間で１回出るか出ないか。
しかし、月が過ぎ、そのサイクルが短くなり、最終的には全てのエンジンスタート
後、異音が続き、消えるまでの時間も長くなった。
約４か月が過ぎ、いよいよ末期が来たとき、初の警告灯点灯。
ついちゃいました。充電警告灯。
ただ、初回はゼロ発進で加速する一瞬だけ。
しかし、翌日は、その点灯時間がものすごく長くなり、同日の夜には消灯することは
なかった。
点灯→充電されてない。
ということは、夜はライト点けて走る。つまり、ひたすらバッテリーから消費しまく
り、充電はされない。
翌日、もうダメだと思い観念しネッツへ・・。
エンジンかけたらやっぱりセルの回りが鈍い。寒冷地仕様でバッテリー２つだから
まだ助かったが、ネッツでピットイン後、移動に必要なエンジンを回す余力は既に
無かった。
いろいろ事前に情報はとっていたけど、プーリー交換はコミコミで
￥１７９３９
まあ、飛び込みで入店してこの値段はしょうがない。
実際、ディーラーによってまちまち。
￥２１０００のところもあれば￥１４０００くらいのところもある。
いずれにしても、自分でやるには正直めんどくさい。今回は、時間を金で買った。
しかし、このワンウェイプーリー・・・
いくら燃費向上といったって、結局、構造上の寿命が短いから、これくらいの走行
距離で交換が発生する。はたして、２～３馬力の燃費向上による節約された燃料代
と、このプーリー交換にかかった費用・・・
結局、相殺されてしまう。
だったら直結プーリーでいいんじゃね？ そんな燃費のいい車じゃないし。
って思ってしまう。
これが逝ってしまったやつ。
今回は純正部品で￥５５００くらいだったけど、ネットでは￥２５００くらいで
売ってたな・・
なんか「キャップ」まで交換されてたけど、こんなの再利用でいいんじゃね？
この黒いやつ。￥３００くらいだったから、ま、いっか。
同じ不具合のあった方のサイトでは、これと一緒にオートテンショナーもセットで
交換してたけど、結構値段が張るらしい・・。
一応聞いてみたけど、いつもお世話になってる工場長からは、
「そこまで必要ないですよ～。仮に不具合が発生したとしても、今回みたいな重大
な不具合に行き着くことはないですから。」
と言われた。おれもそう思う。
タイミングベルト等は結構早めにセットで交換したので、まだまだ大丈夫。
ベルト系を全く交換してない人は、プーリーを疑う前にまずはベルト交換なのかと
思います。
ただ、今回思ったのは、どうせ１０００００ｋｍでタイミングベルト系を交換する
なら、予防整備としてこのプーリーも交換したほうがいいのかもしれません。
どっちみち、逝ってしまう部品なので。
タイミングベルト系とウォーターポンプ交換を同時にやるのはハイエース整備の基本
ですが、併せてプーリー交換についても、まだやってない人にはお勧めします。
ｐｓ 同じＫＤＨ２０５Ｖに乗っている同僚も、そのうちなることでしょう
